本日、2022年9月7日の仮想通貨相場分析をしていきます。
本日のポイントは以下の3つ!
- 米国株式指数の下落に引きずられたビットコイン相場
- Coinbaseの現物買い
- 溜まっていくビットコインのOI
米国株式指数の下落に引きずられたビットコイン相場
ビットコインはここ数日間、19,600ドル付近から20,500ドル付近でレンジを組んでいましたが、9/7の深夜2:00頃に急落し、レンジ下限であった19,600ドルを一気に割り、18,600ドル付近まで下落しました。
(すごい落ちてる・・・)
今回のビットコインの下落は、米国株式指数に引きずられた部分が大きいと思っています。
9/6夜22:30頃から、ダウ平均株価(US30)は31,500ドル付近から31,000付近まで、ナスダック(US100)は12,160ドルから11,920付近まで下落しました。
この時、ダウ平均株価もナスダックも一度は反発したのですが(黄色で丸をつけた部分)、その後再度下落し、紫色で丸をつけた部分に達した時、ビットコインとイーサリアムが耐えきれずに急落しました。
Coinbaseのビットコイン現物買い
こちらは、ビットコインの現物価格とCVD(※)のチャートです。
昨夜のビットコイン急落のとき、BinanceとFTXのCVDが下に落ちているのに対し(成売が多い)、CoinbaseのCVDはほとんど動いていません。つまり、下落時にCoinbaseでは現物がぜんぜん売られていません。
なんなら、Coinbaseでは8月下旬からずっとCVDが上であり(成買が多い)、現物が買われ続けているのがわかります。
ビットコインの価格が下落して、買い続けられている現物が含み損になった今、どういう動きをするのかなーとみているところです。
CVD(Cumlative Volume Delta)とは成り買い、成り売りの差分の累積を出しているインジケーター
溜まっていくビットコインのOI
こちらは、ビットコインの価格とSTABLECOINのOI(未決済建玉)の増減を表示したチャートです。
チャートを見ると、ビットコイン価格は落ちているにもかかわらず、STABLECOINのOIは溜まっていく一方であることが分かります。普通、価格が下落した時は、たくさんのポジションが解消されるため、OIは一気に減る傾向にあります。
しかしながら、今回の下落ではOIがぜんぜん減っていないため、含み損で耐えてるロンガーが多いのかな?と思っています。含み損のロンガーが多いときは、上値が重くなってしまうため、ここからすんなりと上昇するのは難しそうだなと思っています。
含み損嫌だ・・・逃げたい・・・
まとめ
ビットコインも急落したことで、ひとまずは今後の状況変化を見ていくフェーズにあるのかなと思っています。
いますぐポジションを持つことはせずに、まずは様子を見ていきたいと考えています。
(以上だよ)